“綾道(あやんつ)”とは宮古島の言葉で「美しい道」という意味。良港と豊かな地下水に恵まれた平良(ひらら)の地は、古くから人々が暮らし発展してきた地。同時に島の歴史の舞台でもありました。
ずっと昔、島には文字がなく、口伝や神歌などで昔の出来事を綿々と伝えてきました。たとえばニガイ(神様への願い)や祭事のときに謡われる綾語(古謡)には、14~16世紀ごろに島を統一した豊見親(とぅゆみゃ)と呼ばれる支配者など、戦国時代を彩る英雄たちの物語がいきいきと描かれています。
宮古島の歴史はそういった伝承や神話、わずかに残された古い文献などをもとに組み立てられており、今でも多くの謎が存在しています。
島のガイドと一緒に旧市街地の史跡や文化財をたどりながら、紙芝居でわかりやすく宮古島統一の歴史物語を楽しむまち歩きです。
まち歩きコース
- 集合:宮古神社(日本最南端の神社)→祥雲寺石垣→漲水石畳道→漲水御嶽→仲宗根豊見親の墓→アトンマ墓→知利真良豊見親の墓→忠導氏仲宗根家跡→仲屋金盛ミャーカ→マブナリ御嶽→宮古神社
※気候等によりコースを変更する場合があります。