夕暮れ迫る“うぷき(大きな木)の森”。多くの鳥や生き物が寝床へと帰る一方、夜行性の生き物たちが活動を開始します。
鳥たちと入れかわり、オオコウモリが餌を求めて大きな翼で飛びまわり、“鳴く虫たち”をBGMにコノハズクやアオバズクなど夜行性の鳥たちの声が夜の森に響き始めます。
地形が平坦でハブもいない宮古島では、安心して「夜の森をさんぽ」することができます。そしてクライマックスは、本土とはちがう趣のホタルの舞いが……
森を知り尽くしたガイドと一緒に、ナイトウォークを楽しみましょう!
晴れた日には、ガイドから星空の話が聞けるかも!
いよいよ夜の森に出発!うぷきの森ナイトツアーのコースは平たんで歩きやすい園路が中心です。懐中電灯を片手に、探検に出発!
6〜7月はうぷきの森はセミの季節。運がよければこんな感動的な場面に遭遇することもあります。背中を割って出てきたのはクマゼミ。徐々に羽を広げて、短い成虫の時間を精いっぱい生きます。
うぷきの森にはクワガタムシもいます。特に7月は出会える確率が高いです。クワガタムシはもともと宮古島にはいなかったのですが、特にここ10年ほどの間に普通に見られるようになりました。誰かが持ち込んだのでしょうか? 捕まえて観察するのはかまいませんが、帰る時にはうぷきの森に戻してあげて下さいね!
突然ツアーコースに飛び出してきた昆虫をガイドが説明。「目は大きい?」「触覚のヒゲは長い?」「バッタとコオロギとキリギリスの体系の違いは分かる?」「夜行性はどれ?」
「このクマゼミは、成虫になってから何日経つと思う?」実際に触れ、つぶさに観察することで、これまで見えなかった生き物の生きざまを体感することができます。「夏休みの宿題、完成させようんべ!」